未分類

陰謀論・都市伝説は思考実験として面白がる

『陰謀論の正体』 田中 聡 著


陰謀論の正体! (幻冬舎新書) [ 田中聡 ]

Amazon
陰謀論の正体! (幻冬舎新書)

大災害や大事件、今なら新型コロナウイルスの流行などが起こった時に必ずといって良いほど出てくるのが陰謀論や都市伝説。

実はあの事件の裏には秘密結社フリーメーソンがいたとか(ちなみに、フリーメーソンどいうのは所属している人物を指すらしく、組織はフリーメーソンリーというのがより正しいと聞いたことがある)、闇の政府が事実を隠ぺいしているとかいう話について、事例を挙げながら解説している。

著者の田中聡氏はフリーライターとして、武術家の甲野善紀氏と共著『身体から革命を起こす』や、妖怪学で有名な荒俣宏先生監修のもと『伝説探訪東京妖怪地図』を出している。

 

陰謀論や都市伝説は思考実験として面白がるのが良い

個人が陰謀や都市伝説の真相を確かめることは、コストも時間も掛かるため難しい。そうなると結局、陰謀が本当だろうがウソだろうが問題は無い。自分の生活に支障がなければ。

個人的には、不安を煽ることにより儲けようとする輩が出てくることが直接的な実害だと思うので、そこには明確にノーを突きつけてあげたらいい。(都市伝説関連の本の購入代は気にしないけど)

秘密結社の人たちが色々と陰謀を張り巡らしても、明日になれば、誰でも会社や学校に行って仕事や勉学に勤しむことになるのが現実である。

なので陰謀論を聞いた時には、なるほど、そんな考え方もあるのね~といった感じで思考実験的に面白がっていれば良いのだと思う。

 

陰謀論を排除する必要はあるのか

陰謀論や都市伝説に関して、必要以上に目くじらを立てて排除するのもどうかと感じている。確かなウソによって誰かが被害を被るとかであれば論外であるが、物事の中には真実の部分と創作の部分が入り混じっている事柄もあったりする。陰謀論が出てくる背景にはこのような虚実が錯綜することが考えられる。

また、ある面からみた「正義」の反対は、「悪」ということではなく、他の面から見た「正義」なのである。これは、「正義」というものが人それぞれの数だけあるもので、それぞれ異なると考えられるからだ。

 

陰謀論に限らないのであるが、過剰な正義を振りかざすことなく、俯瞰してみて思考するくらいで居たいと思う。


陰謀論の正体! (幻冬舎新書) [ 田中聡 ]

Amazon
陰謀論の正体! (幻冬舎新書)