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推理・ミステリー小説に役立つ雑学「特殊部隊SATとSITの違い」

特殊部隊SATとSIT

 

警察を舞台にした小説、ドラマ、映画においてアクションシーンは欠かせない。昔に比べて情報が公開されることが増えてきたため、物語の世界でもリアリティを求められることが多くなっているのだと思う。

 

近年はテロ・ハイジャック対策、立てこもり対策など様々な事案に専門的に対応する話をリアルに描く作品も多くなっているように思う。

そんな中で登場機会が増えているのが、「SAT」と「SIT」だ。

 

「SAT」は犯人の殲滅 「SIT」は犯人の説得

 

簡単に言ってしまうと、「SAT」と「SIT」は犯人への対処方法が違ってくる。

SAT (サット Special Assault Team 特殊急襲部隊)

東京など8都道府県警の警備部に所属。テロ対策やハイジャック事件を担当する。テロリストに対応するため、事件解決に必要とあらば犯人の狙撃もいとわない。

 

SIT (シット Special Investigation Team 捜査第一課特殊犯捜査係)

警視庁では刑事部捜査一課内に属する特殊部隊。人質立てこもりや誘拐事件に対応。刑事事件に対して緊急に出動する。被害者の安全が最優先であり、犯人を確保・逮捕するのが大前提である。

 

ちなみに、元はマスコミから存在を隠すため「捜査一課特殊班」とそのままの名称を出さずローマ字表記 「Sousa Ikka Tokushuhan」 の頭文字であるSITで記載していた。その後、在外公館勤務経験のある捜査第一課の管理官が「Special Investigation Team」と解釈し後付けで公式になったという裏話がある。

また警視庁以外では呼称が異なり、大阪府警特殊犯捜査係はMAAT (マート Martial Arts Attack Team)と呼ばれている。

 

SATとSITは刑事部と警備部所属での違いから、物語の中では部署間の対立や主導権争いなど警察内部の争いなどが描かれることもある。

 

誉田哲也著 『ジウ』シリーズ

 

このSATとSITの違いが描かれた作品が『ジウ』。

性格が正反対の二人の女性警察官が、犯罪組織「新世界秩序 NWO」と戦うストーリーとなっている。

 


ジウ(1) 警視庁特殊犯捜査係 (中公文庫) [ 誉田哲也 ]

ジウ〈1〉―警視庁特殊犯捜査係 (中公文庫)

また、2011年に黒木メイサ・多部未華子のキャストでドラマ化もされている。

 


ジウ 警視庁特殊犯捜査係 DVD BOX [ 黒木メイサ ]

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