読書感想

The Profiler ザ・プロファイラー 悪魔は天使の胸の中に 柴田哲孝著 を読む

The Profiler ザ・プロファイラー 悪魔は天使の胸の中に 柴田哲孝著

2008年刊行柴田哲孝氏の『The Profiler ザ・プロファイラー』は、壮絶な過去を持つ美貌の元FBI捜査官でプロファイラーのエミコ・クルーニルが主人公です。日本全国で同時期に起こったバットによる女性襲撃事件を起こす快楽殺人犯は誰なのか?警視庁の刑事である城島秀明と共に追ってゆく作品です。


The Profiler―悪魔は天使の胸の中に (徳間文庫)

【中古】 The Profiler 悪魔は天使の胸の中に 徳間文庫/柴田哲孝【著】 【中古】afb

作者の柴田哲孝氏は、戦後最大の迷宮入り事件の一つである下山事件を題材にしたノンフィクション『下山事件 最後の証言』で第59回日本推理作家協会賞(評論その他の部門)と第24回日本冒険小説協会大賞(実録賞)を受賞している実力派です。

サイコな殺人犯が出て来る作品がお好きならおすすめ

海外物であれば『羊たちの沈黙』、日本の作品であれば『沙粧妙子最後の事件』、『多重人格探偵サイコ』など快楽殺人犯が出て来る物語がお好きであればマッチする内容です。フジテレビで浅野温子が主演していたドラマ:沙粧妙子最後の事件はたしか広末涼子が初めてドラマに出た作品だったと記憶しています。古いですね笑。また多重人格探偵サイコは、主人公の恋人が四肢切断で送られて来るシーンが衝撃的なマンガです。WOWOWでドラマ化もされていましたね。最後の方は話が複雑になりすぎて評価がわかれますが・・話が逸れました。

エンタメに必要なエロとバイオレンス

やはり美貌の女性が主人公ということで、エロと結びつくバイオレンスシーンが冒頭から展開されます。主人公の過去がこの事件に関係して来るのですが、FBI捜査官時代に快楽殺人犯に監禁され、素裸で吊るされて暴行を受けた後に生還します。もちろん実際にあってはならないことですが、エンターテイメントの世界では物語のスパイスとして必要だなと感じます。

GEQも面白い

柴田哲孝氏の小説には他にも面白いものがあります。『GEQ』は、「Great Earth Quake」(巨大地震)の略で阪神淡路大震災の背後に陰謀があるのでは?という内容です。ノンフィクションを書いていた作家さんであるため描かれる内容にリアリティがあり、読みごたえ充分です。エンタメとして読みやすい『The Profiler ザ・プロファイラー』の後は『GEQ』も良いですよ。


The Profiler―悪魔は天使の胸の中に (徳間文庫)

【中古】 The Profiler 悪魔は天使の胸の中に 徳間文庫/柴田哲孝【著】 【中古】afb