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銭形警部がルパンを逮捕できないのは何故か?

インターポールと言えば、『ルパン三世』でライバル?となる銭形警部が所属している警察組織として有名である。

いつも銭形警部はルパンを取り逃してしまうのはどうしてだろう?

インターポールには逮捕権限がない。

 

インターポールは 正式名称:国際刑事警察機構 略称:ICPO 

本部はフランスのリヨンにあり、各国の警察機構によって結成された国際犯罪防止のための組織だ。 

世界190か国が加盟。「総会」「執行委員会」の二つの非常設機関と「事務総局」及び各加盟国に設置された「国家中央事務局」によって運営されている。日本は1952年に加盟し、警察庁から職員を派遣している。

インターポールの職員はインターポールオフィサーというが、彼らに捜査権や逮捕権は与えられていない。捜査や逮捕という警察権はそれぞれの国の主権事項であるためインターポールが国家主権を犯して行使できないのである。

インターポールのお仕事

ではインターポールのお仕事は何かと言えば、「国際手配書」を送り各加盟国の警察組織へ国際犯罪者の注意喚起をし、各国警察の相互連絡会を担っている。

ちなみに、国際手配書はその内容により以下のような色分けがなされている。

赤:犯罪者の逮捕、及びその引き渡しを求める

青:犯罪者の居場所や個人情報の提供を求める

緑:犯罪者の犯罪行為について警告する

黄:行方不明者に関する個人情報の提供を求める

黒:身元不明の死体について身元照会を要請する

オレンジ:公共の安全に対する脅威について警告する

紫:犯罪者が使用する手口や道具についての情報提供

特別手配書:国連安全保障理事会の制裁対象についての情報提供

インターポールの始まりは王様の私的な理由

インターポールは、1914年にモナコにて第一回国際刑事警察会議が開催されたことが始まりとされる。このとき14か国の警察が集められたのだが、その理由はモナコ大公・アルベール1世の私的なことだった。

なんとアルベール1世のドイツ人の愛人が王宮の財宝を持ち逃げしイタリアに逃げ込む事件が発生。アルベール1世はイタリア警察に愛人の逮捕を要請するも、イタリアの法律で裁けないと外交ルートで断られてしまう。この状況を解決するために集められた会議からインターポールが誕生することになる。

まとめ

銭形警部がルパンを逮捕できないのは、

警察権は国の主権であり、インターポールが捜査権・逮捕権を持っていないからである。

創作された物語のリアルを覗いてみると、意外な事実が浮かび上がるものである。