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『ゆるくても続く 知の整理術』pha著

読書感想
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phaさんは日本で一番有名なニートとして知られていますが、京都大学卒業している頭脳の持ち主でもあります。そんなphaさんが、自分のやってきた勉強法といっても受験用でなく、本などから獲得した知識を上手く身に着ける考え方を語った内容となっています。

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ポイントはただ一つ「なんとなく楽しみながらやる」

冒頭に、この本で伝えたいことはただ一つ「一生懸命、必死でがんばっているやつよりも、なんとなく楽しみながらやっているやつのほうが強い」ということだ。とあります。この文章にphaさんらしさがあらわれています。人に比べて我慢することが出来ない性格であったphaさん。どうにかして勉強を楽しめるように方法を考えています。

 

勉強のやりかたに大事な3つの軸

その1「習慣の力」でやる:人は自分の意思で環境を変えることができるため、勉強・読書をする人が周りにいる環境作りで習慣化をする。

 

その2「ゲーム感覚」でやる:勉強をゲームとして楽しむ。客観的な視点で見る「余裕」とある程度出来たら自分へのご褒美を用意し「達成感」を取り入れて勉強をやってみる。

 

その3「楽しいことだけ」やる:自分が好きなことを調べるなど楽しいことだけ勉強する。最初はそれで進めて勉強の「型」を自分に覚えさせる。

 

楽しむ・没頭するとフロー状態になる

phaさんが書いた別の本『ニートの歩き方』で紹介していますが、チクセントミハイという心理学者が提唱した「フロー」という考え方があります。没頭することにより人間のパフォーマンスが最大限に発揮されるといい、この状態で楽しんで勉強することになれば知識の習得も早くなると思われます。

 

知の整理術の4つのメソッド

メソッド1:スキルを身につけるときにはデジタルより感情、感覚が情報に結びつきやすいアナログを使う。

 

メソッド2:考えを前に進めるために書いて言語化する。また書くことは客観的に整理する、脳内記憶を拡張することにもなる。

 

メソッド3:情報よりメタ情報の方が大事 メタ情報とは、ある情報にまつわる周辺情報のこと。メタ情報である「余談」がある話の方が記憶に残りやすい。

 

メソッド4:制限は力 できることが制限されている、選択肢が少ないことはマイナスではなく、在るものに集中することで記憶に定着する。

 

『ゆるくても続く 知の整理術』には、前述の3つの軸、4つのメソッドを用いてphaさんが考える情報のインプット方法、ネットやノートを使ったアウトプット方法、そしてやる気を継続するためのモチベーションの向上方法及びスケジュールの管理の仕方が示されています。ここまで勉強法に対して上手く言語化できるとは、やっぱり頭が良いのですね。全然ニートのイメージはありません。でも偉い学者先生から言われるよりも、なぜか出来そうな気になってしまうのはphaさんの人柄のためかもしれません。

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