働き方１.９ 君も好きなことだけして生きていける ヒロシ著
「ヒロシです。」からはじまる自虐ネタでブレイクしたピン芸人ヒロシさんが書かれた働き方、生き方に関する本です。ご本人はブレイクしても芸人仲間のタテ社会的付き合いやテレビのバラエティーでテンポよく進んでゆくトークについていけず、表舞台からフェードアウトされてゆきます。その後自分の好きなことであった「ソロキャンプ」をネタにYouTube芸人として復活し現在に至るまでの道のりを考察しています。
【広告】
楽天はこちら↓↓
働き方1．9 君も好きなことだけして生きていける [ ヒロシ ]
組織の人間関係がうざいと思う人に向けた生き方講座
組織内での人間のタイプとして大別すると、周囲と上手く関係を作る調整型ゼネラリストと孤独に技術を追求する職人気質タイプがありますが、ヒロシさんは圧倒的に職人タイプだったそうです。先輩芸人やテレビのエライ人へのアピールができない中で、働き方として追求したのは子どもの時から好きだったキャンプをすること。それをYouTubeで発信することでした。しかも友達がいないとのことでソロで行うという・・・
もちろん芸人の下地があることですから、簡単に普通の人が真似できるものではありませんが生き方のヒントはあるなと共感しました。
デジタルツールが発達した現代の生き方
あらゆるストレスの原因は『人間関係が上手くいかないこと』が最大のものです。人間関係のストレスがなくなれば働く上でも、生きる上でも非常に楽なものになります。人に合わせる人間関係をリセットし、自分の好きなことをYouTubeやInstagram、ブログなど発達してきたデジタルツールで発信して同好の士を募る。こうして無理しない人間関係を作って生きてゆくのが良いと思います。
目標となる人は昔の人ではない
新たな生き方を模索する時大事なのは、誰も正解を知らないことです。正解は自分で考えて導きだすしかありません。周囲の人たちに相談して反対されることもあるでしょうが、気にせずアドバイスを受け流すことも必要ですね。
好きなことを追求するのに大事なこと
働き方や生き方で自分の好きなことを追求すると気合を入れて有言実行で！と考えがちですが、ヒロシさんが提唱するのは、自分を追い込まず無言実行が良いと言っています。とにかく周りに知らせず小さくやってみる。失敗して撤退しても誰からも何も指摘されないし精神的ダメージを食らわないことが大切です。また複数のタネを同時にまくことが大事とも語っています。やってみなければ何が当たるかはわからないのです。
独りだからできること
ヒロシさんの活動で特徴的なことは、ソロという言葉に集約されます。ソロの良さは他者との調整を経ず自分のペースで活動できることです。人間関係のストレスとも関連して来ますが自分に決定権があることにより、物事を進めるスピードも速くなりますし何より自分勝手が出来ます。自分の思う通りに動けない事ほどモチベーションが下がることはないと思いますね。
ヒロシさんの『働き方１.９』は、ユルさの中にしたたかさが垣間見える人生講座で、わかりやすく読めて大変おすすめの書籍でした。
【広告】
楽天はこちら↓↓
働き方1．9 君も好きなことだけして生きていける [ ヒロシ ]
コメント