読書感想

『クズころがし』 鈴木拓著

「クズ」と人から言われるのはやっぱり心理的にダメージが大きいと思われる。自分の存在価値が無いかのような感覚に陥ってしまう。しかしながらこれを良しと考える人がいた。お笑いコンビ「ドランクドラゴン」の鈴木拓さんである。しかも戦略的に「クズ」と思われることで自分が生きやすく、使った労力に対するリターンも大きいという。


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クズ戦略:自分のハードルは思い切り下げる

人間だれでも失敗はするものであるが、同じ失敗でもまわりから非難される人とされない人がいる。「あいつはクズだからしょうがない・・」そう思われる立場になることで、ちょっとした努力がものすごいことになり必要以上に評価を受けることもあるものだ。

 

しかし、クズになるためにも頑張りは必要

鈴木さんは、戦略的なクズになるために、自分に来た仕事はできるだけ断らないとも言っている。高すぎるプライドにより仕事をえり好みしていてはおいしい場所にはたどり着けないということだろう。

また、芸能人特有のアンチへの対応もおもしろい。SNSで罵詈雑言を浴びせてくるアンチに実際に会って話しましょうと呼びかけたりもしている。(TVのお仕事で)結果的には会えなかったとのことだが、SNSの世界はいわゆる「世間」ではないと考え、冷静に状況を見ており頭の良い人なのだという印象である。

 

何なら、「ヤっちゃえばいい」という最終奥義

鈴木さんはプライベートで格闘技をたしなまれているようである。いわゆる総合格闘技というもので素人であれば簡単に制圧してしまうそうだ。ここから生み出されている思考も参考になる。例えばある人がものすごくムカつくこと言ってきたとしても、鈴木さんは「いざとなったら、キュッてやっちゃえばいいんだもんな」と考えて怒りがおさまるとのこと。

それは、自分の中に絶対的な拠り所があるということである。人によって拠り所は色々であると思うが、どんなことでも良いから『何かひとつ自分のホームグラウンドを作る』ということが大切である。

個の時代の生存戦略は自分で居場所を作ることかもしれない。


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